スポーツ庁委託事業
平成28年度「スポーツキャリアサポート戦略」における「コーチとしてのキャリア形成支援プログラム」

スポーツ指導における体罰・暴力問題は、高校の運動部活動において指導者の暴力を背景に自死に至った事案、日本代表女子チームにおいてハラスメントと認定される事案などが大きく取り沙汰されたことを機に社会問題化。文部科学省は2013年、「スポーツ指導者の資質能力向上のための有識者会議(タスクフォース)」を設置し、翌年、スポーツ庁より日本体育協会が事業を受託する形で「コーチ育成のための『モデル・コア・カリキュラム』の作成プロジェクト がスタートしました。本学学長補佐・スポーツ心理カウンセリングコース主任の土屋裕睦体育学部教授がワーキングの座長を担当し、2年後の2016年3月に報告書を公表するに至っています。

このカリキュラム作成事業は、わが国における「コーチ育成カリキュラムのスタンダード」を目指したものです。専門家による討議と現場でのヒアリングにより作成されたカリキュラムは、理論と実践の往還を図っており、日本に固有なユニークな内容でありながら、国際的にも認められた普遍的なカリキュラムと言うことができます。

一方本学では、2013年1月24日「大阪体育大学の教育に関わる宣言」で「体罰と体罰を肯定する教育」を否定し、「大体大ビジョン2024」では「教育ビジョン」として「スポーツ指導における暴力根絶や学校教育における諸問題に対応できる人材育成」を重点施策に掲げ、全学を挙げて「体罰の根絶」にむけて取り組んでいます。

そこで「モデル・コア・カリキュラム」を“絵に描いた餅”にしないため、2016年、本学では新規科目「運動部指導実践論」を開講・実施し、講義用マニュアルや教材の作成に向けた課題の検討・整理に着手しました。同年7月より準備を開始し、9月にはカリキュラムの試行(運動部指導実践論の開講)、2017年3月に講義用テキスト(ワークブック含む)、講義用マニュアルが完成。「モデル・コア・カリキュラム」が重視していた「理論と実践の往還」の実現に向けた第一歩とすることができました。

<実績>

1. コーチ育成のための「モデル・コア・カリキュラム」の試行
(2016年9月〜2016年12月)
2. 「モデル・コア・カリキュラム」講義用テキスト(ワークブック含む)の作成に向けた課題の検討・整理
(2016年8月〜2017年3月)
3. 「モデル・コア・カリキュラム」講師用マニュアルの作成に向けた課題の検討・整理
(2016年8月〜2017年3月)

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