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2018年3月15日
大学スポーツコンソーシアムKANSAI設立の記者会見に本学藤本淳也教授が登壇しました

3月14日(木)、立命館大学大阪いばらきキャンパスにて、一般社団法人大学スポーツコンソーシアムKANSAI設立に関する記者会見が行われ、本学藤本淳也教授が登壇しました。

本学藤本淳也教授と立命館大学伊坂忠夫教授

本学藤本淳也教授と立命館大学伊坂忠夫教授

近年の大学スポーツ界ではスポーツ系学部の増加により、学生アスリートのキャリア支援問題や学業面の問題などが表面化しています。

関西ではこのような課題の解決と大学間の情報交換を目的として、関西五私大学(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学)による「大学スポーツ政策検討会」が2012年に立ち上げられ、さらに2017年には関西の各大学のネットワークが広がり「大学スポーツ振興関西地区検討会」が発足しました。

同コンソーシアム会長就任予定の立命館大学 伊坂忠夫 教授によると「大学スポーツ振興関西地区検討会にて議論を重ねるうちにコンソーシアムとして連帯を深め、プラットフォームを作ろう。単なる任意団体ではなく法人として立ち上げるべきではないかという議論に至りました」とこの度の設立の経緯を説明しました。

伊坂教授は「大学スポーツコンソーシアムKANSAIによって、関西を元気に、日本を元気にというのが大きな我々の命題です。大学スポーツを活性化する中で新しい大学スポーツの価値を生み出していきたい。当然これは1つの大学だけでできることではありません。コンソーシアムの趣旨に賛同する多くの大学に参画いただきたい。さらに協力してくれる学生連盟や企業各社とも力を合わせてやりたい」と正会員、賛助会員、パートナー会員を広く募る考えを示し、「大きなプラットフォームに大学、企業、自治体、学連、学生団体が乗っかることによって、参画する者同士がうまく結び付きながらイノベーションを起こしていく、そのようなプラットフォームを作りたいと思っています」と今後のコンソーシアムの広がりへ意欲を見せました。

会長就任予定の立命館大学伊坂忠夫教授

会長就任予定の立命館大学伊坂忠夫教授

また、現状の大学スポーツは「する」「見る」「支える」の中でも特に「見る」の部分が弱いことから、コンソーシアムに加盟する大学同士の練習試合を学生が大学に滞留している時間帯に行ったり、地域の行事と合わせて行ったり、同日に午前中にバレーボールを行った会場で午後からバスケットボールを行うなど、これまでの既存の枠にとらわれない案も示しました。

副会長に就任予定の本学藤本淳也教授は「競技団体もそれぞれ危機感を持ちファンを増やすということを考えていますので、一緒に取り組めるのではないかと思います。コンソーシアムを作ることによってさまざまな試みをしていくことが大事。お互い共通の危機感と目標を持ち、少しずつトライを繰り返していって、新しいものを生み出していく。そういうプラットフォームになればと考えています」と今後の発展に期待を寄せていました。

副会長就任予定の本学藤本淳也教授

副会長就任予定の本学藤本淳也教授

同コンソーシアムは今後登記申請を予定しており、3月25日に開催される「大学スポーツコンソーシアムKANSAI創設記念シンポジウム」受け、本年4月に正式に発足する予定です。

◎大学スポーツコンソーシアムKANSAI創設記念シンポジウム開催概要

なお「大学スポーツコンソーシアムKANSAI」の会長、副会長の所属校である立命館大学も本学も、昨年、スポーツ庁委託事業「大学スポーツ振興の推進事業」の採択を受け、大学におけるスポーツ分野を戦略的かつ一体的に管理・統括する部局の設置や、大学スポーツ・アドミニストレーターの配置などを通じ、大学スポーツの活性化や大学スポーツを通じた大学全体の振興を図るための体制整備に取り組んでいます。

スポーツ庁委託事業「大学スポーツ振興の推進事業」はこちら