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2018年1月11日
アスリート・キャリア・トーク・ジャパン2018開催

アスリート・キャリア・トーク・ジャパン2018当日中の様子

アスリート・キャリア・トーク・ジャパン2018当日中の様子

 

1月9日(火)、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区西が丘)にて、スポーツ庁委託事業「スポーツキャリアサポート推進戦略」の一環として「アスリート・キャリア・トーク・ジャパン2018」(以下、ACT2018)が開催されました。

パネルディスカッションでは、5つの大学(大阪体育大学、立命館大学、龍谷大学、日本体育大学、山梨学院大学)が、キャリアサポートに対するそれぞれの取り組みと今後の展望について議論。本学からは浦久保ディレクター(大阪体育大学学長室DASHプロジェクト兼スポーツ局準備室ディレクター)が登壇しました。

本学の発表としては、スポーツ専門の大学であることを前提とし、スポーツ活動の優先による就活時期の後れに対するフォロー、またその先の特殊なキャリアに対しても「キャリア支援センター」によるバックアップ態勢が功を奏しており、その就職率が96.3%(※)を誇っている点をコメント。また3年次には全員に対し個人面談を実施している点など、手厚いサポートを紹介しました。これを受け、本学と同じくスポーツ専門の大学である日本体育大学の玉ノ井康昌氏からも「本学も大体大の個人面談システムに倣い、5年前より実施している」と発言がありました。

 

※平成28年5月1日現在。就職率=内定数÷就職希望者数にて算出

 

ACT2018は、アスリートのキャリア課題の解決に役立つ国内外情報、公的機関・民間企業の取り組み、研究成果などを一元的に集約した総合コンベンション。アスリートの「デュアルキャリア」という考え方の周知に加え、実際の現場やその後のキャリアについて考える機会を提供しています。学生アスリートがアスリートとしてのパフォーマンスに取り組む傍ら、人として、また学生の本分である学業との両立、さらにその先につながる学位の取得やキャリアという課題について情報を共有する場となっています。

その点について、壇上で浦久保ディレクターは「アスリートとして最も良い時期であることを考えると、大学生活の4年間の中で学業にまわせる時間は、もしかしたら足りないのかもしれない」と率直な意見を覗かせつつも、「体育大学としては、自らスポーツ産業を切り拓いていくことも重要。その中でスポーツによる就業体験を地域やキャンパス内でできるようにし、その中で学生を育てていきたい」と今後の展望を語りました。

大学が抱える学生アスリートのパフォーマンスとキャリアという、パラレルな課題に対し今一度考える機会となりました。

なお本学では、「関西学生スポーツ界のリーダーとして学生スポーツの競技力向上と健全な発展をけん引する事業の推進」を通じ、2015年に策定した「大体大ビジョン2024」の具現化に取り組んでおります。

 

また、今回の登壇の内容は、日本スポーツ振興センターのFBでも取り上げていただきました。

→日本スポーツ振興センターFacebookページ

 

浦久保和哉ディレクターのプロフィールはこちら