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2017年11月9日
大阪体育大学浪商高校「第2回入試説明会及び第3回クラブ見学・体験会」開催

第2回入試説明会

10月28日(土)、本学および高校施設にて、来年度の大阪体育大学浪商高等学校の入試説明会と保護者向けの講演会、入学を希望する中学生自身によるクラブ見学と体験会が開催されました。

学校説明に引き続き、浦久保和哉・DASH担当ディレクター、スポーツ局準備室ディレクターが登壇。「勉強とクラブの両立」というテーマで保護者向けの講演を行いました。

講演する浦久保和哉・DASH担当ディレクター、スポーツ局準備室ディレクター

講演する浦久保和哉・DASH担当ディレクター、スポーツ局準備室ディレクター

世界に先駆けて「少子・高齢化」時代に突入する日本では、生産性の高い労働年齢層と、いつまでも楽しく・元気に生きる高齢者層の生活をいかに充実させるかという社会的な課題に直面しています。浦久保ディレクターは、フィジカルコンデション維持の重要性を語った大企業トップの体験や、身体を動かすことで生産性やクリエイティビティが向上するという調査結果を交えながら、スポーツがこの課題解決に有効な一つのコンテンツであると説明しました。

1921年に創立された浪商学園は、学園の使命として「学業・スポーツ・研究を通して心身ともに健全な人材を育成し、幸福で平和な社会の実現に寄与する」を掲げており、これに基づいて次の10年を見据えた「大体大ビジョン2024」を策定。その具体的な取り組みとして「大体大DASH」をプロジェクトとして立ち上げ、アスリートとしてのハイパフォーマンスサポートと、キャリアサポート、教育・生活サポートを実践しています。浦久保ディレクターは、このような施策の推進を通じて「文武不岐」を実現できる環境を整えることが、今スポーツ界で求められている「デュアルキャリア」、すなわち「長い人生の一部である競技生活の始まりから終わりまでを、学業や仕事、その他人生それぞれの段階で占める重要な出来事やそれに伴う欲求とうまく組み合わせていくこと」を考えるためにも重要であると述べました。

また、優れた社会人として必要とされる「自己管理」「タイムマネジメント」「未知の局面への対応力」「リーダーとしての能力」「粘り強さ」などの素養を養う場としても部活動は有用であると説明したうえで、勉強と部活動のどちらかに偏るのではなく、バランス良く組み合わせて展開させることが大切と語り、約20分間の講演を締めました。

一方中学生は、大阪体育大学浪商高校のクラブ活動に参加して、在校生と共に汗を流す貴重な時間を楽しみました。またそれを見守る保護者の目も真剣そのもので、保護者同士や指導者とコミュニケーションを取り情報交換を行う場面がいたるところで見られました。