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2017年10月4日
第1回 日本スポーツ産業学会・関西セミナー
(共催:大学スポーツ推進コンソーシアム in Kansai)

登壇中の藤本 淳也 教授・学長補佐

登壇中の藤本 淳也 教授・学長補佐

 

10月1日(日)、追手門学院大阪城スクエア大手前ホールにて第1回日本スポーツ産業学会・関西セミナー(共催:大学スポーツ推進コンソーシアム in Kansai)が開催され、本学の 藤本 淳也 教授・学長補佐が登壇しました。

同会は各大学がこれまで蓄積してきた大学スポーツ復興にかかわる知見を共通の財産として分かち合いながら、今後より多くの大学が連携を図り大学におけるスポーツ振興の在り方に関する研究・協議をさらに深めることを目的としています。

第1部の講演で藤本教授は「大学スポーツ革命の最先端-DASHプロジェクト-」と題し、新しい時代を切り拓く学生の人間力を育むため、本学が取り組む施策について出講しました。

藤本教授はDASHプロジェクトについて、「部活動単位ではなく、学生アスリート個人や指導者に注目した施策。本学の強みであるスポーツ科学研究を活かし、体育大学だからこそ出来る選手・指導者サポートを実現していきます。また学内のトップアスリートから得られたデータは、パフォーマンス研究や指導、学生の学びに活用し、人材育成に繋げるサイクルを構築します」と話し、DASHプロジェクトが今後展開する最先端のシステムを紹介しました。

そして「授業や研究活動で学んだ知識が実践されているDASHプロジェクトに学生が関わることで、彼らはスポーツ科学で選手を支えるシステムを学び、経験することができます。そして、卒業後に教育現場や指導現場に携わり、学校や地域でのスポーツ振興と発展に寄与する人材育成につなげていきます。」と本学の教員輩出率の高さなどこれまでの強みとこれからの取り組みをまさに組み合わせた今後のプロジェクトに期待される展開を示しました。

同会は本学・藤本教授の他、立命館大学スポーツ健康科学部長兼教授 伊坂 忠夫 氏、大阪商工会議所経済産業部ライフサイエンス復興担当課長 東潤 一 氏、阪南大学流通学部教授 同大学サッカー部監督 須佐 徹太郎 氏の3名が登壇されました。

伊坂教授は、関西の大学スポーツ改革のこれまでと大学スポーツ推進コンソーシアム in Kansaiの創設の目的や意義について話されました。東課長からは、スポーツと様々な地域企業や産業との関わりと発展について、今後の展望について等が話されました。須佐教授は、ご自身がサッカー部監督である立場から大学スポーツの更なる磨き上げが必要な点として、まずは学生の大学への愛着心や関心の育成、そして大学部活動と各競技団体(日本協会・地方協会等)の連携、選手強化や環境整備への資金調達が重要と話されました。

第2部のシンポジウムでは、第1部にて登壇した4名に追手門学院大学課外活動支援センター長兼教授 上田 滋夢 氏をモデレーターとして加え、パネルディスカッションが行われました。

藤本教授は同パネルディスカッションの中で、「今の学生は運動部活動指導の在り方、スポーツの科学的な指導の在り方等、最先端の知識を授業で学んでいます。私たち学内の指導者も同様に学び、指導の実践に落とし込んでいくシステム構築が学生を育てることに繋がっています。大学スポーツを健全に発展させるには、まず大学側が主体となり学生アスリート、運動部活動、そして大学、この三つの品質(クオリティ)を高めることが大切です」と話し、大学スポーツ界が目指すべき姿について強く訴えかけました。

 

関西の大学スポーツ改革のこれまでと大学スポーツ推進コンソーシアム in Kansai
の創設などについてはこちら

 

登壇中の藤本 淳也 教授・学長補佐

講演の様子

 

パネルディスカッション

パネルディスカッション中

 

質疑応答中

質疑応答中