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2017年10月2日
大阪体育大学浪商高校「第1回入試説明会及び第2回クラブ見学・体験会」

講演会の様子

講演会の土屋裕睦 教授・学長補佐

 

9月30日(土)、本学および高校施設にて来年度の大阪体育大学浪商高等学校の入試説明会と保護者向けの講演会、入学を希望する中学生自身によるクラブ見学と体験会が開催されました。250名を越える多くの中学生と保護者が参加し学校関係者や在校生の話に聞き入りました。

保護者向けの講演会では本学の土屋 裕睦 教授・学長補佐が登壇。約20分間の講演で、「心を育てる浪商のクラブ活動」と題し、部活動が人間形成にもたらす好影響について出講しました。

スポーツ経験者には共通する傾向が性格に現れ、それを『スポーツマン的性格』と呼びます。土屋教授は講演の中で「スポーツをすることは、情緒が安定し、外交的な思考を持ち、性格面の向上も期待されます。これは、スポーツを通した多種多様な体験が人間形成において、『心理面の発達』『努力する大切さを学習する』『感受性が養われる』『対人関係や道徳を学ぶ機会になる』からである」と述べ、その為ただ勝敗にこだわるスポーツをするだけでなく、クラブ活動の中で生徒達の発育・発達を考慮した活動メニューを組む必要があると言及しました。

土屋教授は「スポーツだけでなく勉強や社会においても活躍できる人材になる為に、生徒それぞれの可能性を伸ばす条件が3つある」と話しました。それは『有能性(やればできる!)』『自律性(自分が主人公!)』『関係性(みんなといると楽しい!)』を体感させることだと説明し、その体感ができる要素が部活動にあり、浪商の部活動でも、その環境整備に腐心していることを伝えました。

また、前向きな性格が形成された生徒ほどより早く鮮明に将来の目標を設定することができ、消極的な思考な生徒ほど競技における目標も人生の目標も設定するまでに時間がかかる等、実例を挙げ説明しました。

くわえて、競技引退後も充実した人生を送るためには、前述の3つの可能性を伸ばす条件を満たすクラブ活動環境の整備が必要で、前向きな性格を形成することを意識した指導を行うことが重要だと訴え、大阪体育大学は併設校である浪商高等学校の支援に積極的に関わり、学園をあげてそのサポートに取り組んでいると強く紹介しました。

講演後、中学生は実際に大阪体育大学浪商高校のクラブ活動に参加し在校生と共に汗を流しました。特に強化クラブである野球部とサッカー部には多くの体験希望者が参加し、各クラブ積極的に在校生から中学生へ声をかけハイタッチをする場面も見られました。

参加した中学生はやや緊張した面持ちではあったものの、「実際に高校生と一緒に練習が出来て良かった。競技に打ち込める環境も魅力的」と感想を述べていました。保護者は穏やかな目でクラブ活動を見守り保護者間同士や指導者とコミュニケーションを取り情報交換を行う場面が見られました。

なお、今回の土屋教授の出講は、大体大ビジョン2024の実現にむけた高大連携策の一貫として実施されました。

 

登壇中の土屋

登壇中の土屋裕睦 教授・学長補佐

 

体験会中の様子

体験会中の様子(野球部)

 

体験会の様子(テニス部)

体験会の様子(テニス部)

 

体験会の様子(サッカー部)

体験会の様子(サッカー部)