2016年8月4日かけがえのない仲間や恩師との出会い
自分の経験を伝えられる指導者になりたい

水上競技女子
大西 迪瑠  選手

水上競技女子
大西 迪瑠  選手

大阪体育大学入学以来、関西学生選手権水泳競技大会・準優勝、日本学生選手権水泳競技大会・4位など、
水泳女子個人メドレーでその実力を開花し始めた大西迪瑠選手。
幼い頃から競技者として挑み続けてきた彼女だからこそ感じる、
アスリートとして大切なこと、そして将来の夢とは—。

メンタルトレーニングの大切さを実感

2歳の頃から始めた水泳。最初は遊び感覚でやっていたと思いますが、小学生の頃には毎年ジュニアオリンピックに出場するぐらいの実力になっていました。でも出場はするものの、トップから10秒も遅れるほどの結果しか残せず、全国レベルの大会では力を発揮できない状態でした。中学校に入ってからも、全国中学校水泳競技大会では決勝に残れず。目立った結果は残せていません。

そんな私の水泳人生が変わり始めたのは、高校2年生のときです。なかなかタイムが伸びないことを幼少期から教わっていたコーチに相談したところ「小さい頃から毎日ずって泳いでいるからな。泳ぎすぎなのかもしれない。少し休みを取った方が良い」と言われたんです。そこで1週間休みをもらい、学校に行って、友達と遊んで、家に帰って休む…という具合に、プールから距離を置いた生活をしてみたんです。そんな水泳のことは全く考えない時期を設けたことで、リフレッシュした気分を感じることができました。その後、新たな気持ちで練習し臨んだ全国大会で飛躍的にタイムが伸びた! 嬉しかったですね。

大学まで真剣に体育を続けている学生って、いつしか競技を始めた頃の「楽しかった感覚」を忘れてしまいがちだと思うんですね。そこで練習を重ねているうちに、疲れやストレスが溜まりやすくなってしまう…。周囲からのプレッシャーもありますし。そんなときこそ気持ちを切り替える。メンタルトレーニングの大切さを実感した出来事でしたね。今はプレッシャーを応援と捉えて、力に変えることもできるようになりました。

大体大で出会った素晴らしい仲間、先生

大体大に入学してからは、水泳部の仲間から良い刺激を受けて練習することができています。ずっとスイミングクラブで練習していた私としては、部活での生活は新鮮でした。実は高校の頃は、体育などあまりまじめに取り組む方ではなかったのですが(笑)、大体大の水泳部でみんなの練習に臨む真剣な姿勢を見ると、自然と力が湧いてきます。同期で競い合うということが、とても楽しいと気づくことができました。

また、先輩・後輩の上下関係など、初めての経験することも多かったのですが、それも良い勉強になっています。2年生になり後輩ができたので、自分に教えられることを提供したいという気持ちも持てるようになりました。
指導をしてくれる川島先生は、1回1回の練習をちゃんと見てくださる。試合後も毎回アドバイスをくれるので、今の自分の大きなプラスになっています。今まではラップタイムなども気にせず、泳いでベストを出すというよう感じで「考えて泳ぐ」ということがありませんでした。大学に入ってからは、目標タイムを意識した上で泳ぐことに気を遣っています。それを教えてくれたのも、同期の仲間や先生です。そんな尊敬できる周囲の人たちに支えられているので、大学に入ってからは「水泳をやめたい」なんて思わなくなりました…それまでは何度も思ったんですけどね(笑)。

たくさん学び、将来の夢に近づきたい

将来は小学生に水泳を教えるコーチになりたいと思っています。自分のこれまでの経験で、良かったこと、後悔していることを生かして、子どもたちの成長を見守りたい。小学生が一番伸びる時期なので、自分の教えで支えられたらなと思います。 そのためには、川島先生が私にしてくださっているように、1回の練習が終わる毎にアドバイスをあげることが大切。常に考えながら泳ぐクセをつけることですね。小学生の頃の私はできていなかったこと(笑)。だからこそ、次の世代に伝えていきたいのです。

教える立場になるには、水泳の技術だけを知っていればいいわけではありません。とはいえ、今まではあまり勉強してこなかった人間なので、大学では学習サポートを活用して、基礎から学び直しています。教員免許を取って、ちゃんと人に教えられる人間になりたい。アスリートとして結果を残した後の、私の大きな夢です。DASHでは学習サポートもさらに充実させるとのことですので、それも楽しみにしています。

しかしその前に、アスリートとしての今の自分をもっと高めなければ! 1年生の関カレ(関西学生選手権水泳競技大会)では200mで自己ベストを出したのですが、400mでは出せませんでした。インカレ(日本学生選手権水泳競技大会)では、2つともB決勝という悔しい結果になりました。ですから現在の成績には満足していませんし、自分はまだまだいけると信じています。今年はしっかりどちらもA決勝に残れるようにしたい。そして水泳部を引っ張れる存在になりたいです。

大西迪瑠紀選手のプロフィールはこちら