中学校・高等学校の
指導現場に最先端の
科学・教育サポートが加わる
理想形

大阪体育大学浪商中学・
高等学校

校長水 俊彦

我が校は、大阪体育大学というスポーツ科学の最先端である教育機関が連携校として存在する、恵まれた環境にあります。DASHがスタートしたことで、大学で培われた技術や研究成果を、中高生の指導にも反映させる道筋が整いました。中学校・高等学校の指導者と大学の優れた研究者との交流が生み出す新しい教育メソッドが、本校の生徒に計り知れないほどの良い影響としてもたらされると期待しています。

これまでは部活動のなかで、限られた人数の先生による指導が主流とならざるをえない状況がありました。しかしDASHの立ち上げにより、選手一人ひとりを多方面からサポートする体制が整うことになります。先生が工夫を重ねてきた練習メニューが科学的にどんな効果があるのか、それをさらに高めるためにはどんな方法があるのかを知ることにより、指導を受ける選手はもとより、指導をする先生にも精神的・時間的なゆとりが生まれます。そのメリットが大きなアドバンテージとなって、競技力と指導力の向上に大きく寄与することでしょう。

また学校とは、本来勉強するところであるという観点からも、DASHの学習面でのサポートが大いに活かされることになります。どんなに優れたアスリートであっても、いつかはそのフィールドを去り、次の人生を模索しなければならないときが訪れます。そこで自分を助けるのは「経験」と「知識」に他なりません。DASHにより大幅に強化される学力のフォロー体制は、アスリートの今と将来を支える確かな武器となります。

DASHが目指すのは、「スポーツ」と「教育」の理想的な融合です。文部科学省は現在、英語や科学の分野に重きを置いた指導をする高等学校の取り組みを推進しています。このDASHプロジェクトが社会的に誰もが認める成果として発展することができれば、「体育」の分野にスポットを当てた“スーパー・アスレチック・ハイスクール”などという新しいモデル校として我が校が選定される日が訪れるかもしれません。そんな明るい期待を抱かせるDASHの今後に、私も大いなる夢を描かずにはいられません。